放物線と直線の交点を原点と結ぶと三角形ができますが、辺がどれもななめで、底辺も高さもわからず困りますよね。実は、y軸で2つの三角形に分けるだけで、かんたんに面積が求められます。この記事では、放物線と直線でできる三角形の面積の求め方を、例題・よくある間違いつきで解説します。
この記事でわかること
- ななめの三角形を、y軸で2つに分ける考え方
- 底辺は直線の切片、高さは交点の x 座標の絶対値
- 面積を「切片 ×(右の x − 左の x)÷ 2」でまとめて確かめる方法
- 面積を2等分する直線の求め方
- よくある間違い(高さがマイナス・底辺に交点の y 座標を使う)
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モコロ先生とフィン音の掛け合いで進みます。動画は約10分です。
① 三角形の面積の求め方(3つの約束)
ななめに置いたケーキを、y軸のナイフでまっすぐ切るイメージです。
- ① y軸で2つの三角形に分ける(切り口の上のはしは、直線とy軸の交点 C)
- ② 底辺は直線の切片(切り口 OC の長さ)
- ③ 高さは交点の x 座標の絶対値(長さはマイナスにならない)
② 例題
例題1 y = x² と y = x + 6 の交点A・Bと原点Oでできる三角形OABの面積
x² = x + 6 → x² − x − 6 = 0 → (x − 3)(x + 2)= 0 より、A(−2, 4)、B(3, 9)。切片は6。左:6 × 2 ÷ 2 = 6、右:6 × 3 ÷ 2 = 9。6 + 9 = 15。まとめて 6 ×(3 −(−2))÷ 2 = 15 と確かめられます。
例題2 y = (1/2)x² と y = x + 4(A(−2, 2)、B(4, 8))
切片は4。左:4 × 2 ÷ 2 = 4、右:4 × 4 ÷ 2 = 8。4 + 8 = 12。確かめは 4 ×(4 −(−2))÷ 2 = 12。
例題3 y = x² と y = 2x + 8 でできる三角形OABの面積を2等分する、原点を通る直線
A(−2, 4)、B(4, 16)、切片8。面積は 8 × 2 ÷ 2 + 8 × 4 ÷ 2 = 8 + 16 = 24。原点を通って面積を半分にする直線は、ABの中点を通ります。中点は((−2+4)÷2, (4+16)÷2)=(1, 10)なので、傾きは10。y = 10x。
③ よくある間違い
間違い①:高さにマイナスのx座標をそのまま使う
y = x² と y = −x + 2 では、A(−2, 4)、B(1, 1)、切片2。左を 2 ×(−2)÷ 2 = −2 としてはいけません。高さは絶対値で、左:2 × 2 ÷ 2 = 2、右:2 × 1 ÷ 2 = 1。2 + 1 = 3。面積がマイナスや0になったら、どこかでまちがえているサインです。
間違い②:底辺に交点のy座標を使う
例題1で、Bのy座標9を底辺にしてはいけません。y軸の上で三角形の中にあるのは0から6までです。底辺は直線の切片です。
間違い③:ななめの辺ABの長さを測ろうとする
この単元では、ななめの長さは使いません。「ななめの三角形はy軸で切る」が合言葉です。
④ 練習問題
問1:y = x² と y = x + 12 の交点A・Bと原点Oでできる三角形OABの面積は?
問2:y = x² と y = −2x + 3 の交点A・Bと原点Oでできる三角形OABの面積は?
答え
問1:x = −3、4、切片12。12 × 3 ÷ 2 + 12 × 4 ÷ 2 = 18 + 24 = 42 / 問2:x² + 2x − 3 = 0 より x = −3、1、切片3。3 × 3 ÷ 2 + 3 × 1 ÷ 2 = 4.5 + 1.5 = 6
まとめ
| ① 分ける | y軸で2つの三角形に分ける |
|---|---|
| ② 底辺 | 直線の切片 |
| ③ 高さ | 交点の x 座標の絶対値(マイナスは外す) |
次回は「いろいろな関数」。階段のようなふしぎなグラフが出てきます。



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