グラフを見ると放物線と直線がぶつかっていますが、目もりのあいだにある交点は読みとれませんよね。実は、放物線と直線の交点は、計算でぴったり求められます。使うのは中3二次方程式で学んだ解き方です。この記事では、交点の求め方を、例題・よくある間違いつきで解説します。
この記事でわかること
- 交点は「どちらの式も成り立つ点」であること
- y を消して二次方程式をつくり、因数分解で x を求める手順
- x が出たら y も出して、(x, y)の組で答えること
- 交点から直線の式や a を求める逆の問題
- よくある間違い(x で止まる・移項の符号ミス)
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モコロ先生とフィン音の掛け合いで進みます。動画は約10分です。
① 交点の求め方(3ステップ)
交点は、放物線の上にも直線の上にもある点です。2本の道の交差点のように、どちらの式も成り立ちます。手順は次の3つです。
- ① 2つの式から y を消す(右辺どうしを等号で結ぶ)
- ② 二次方程式を解いて x を出す
- ③ x を代入して y も出す
② 例題
例題1 y = x² と y = 2x + 3 の交点の座標
x² = 2x + 3 → 移項して x² − 2x − 3 = 0 → (x − 3)(x + 1)= 0 → x = 3、−1。y は y = x² に代入して、x = 3 のとき 9、x = −1 のとき 1。直線でも 2 × 3 + 3 = 9、2 ×(−1)+ 3 = 1 と一致します。答えは A(−1, 1)、B(3, 9)。
例題2 y = x² と直線が x = −2、4 で交わる。直線の式は?
交点は(−2, 4)と(4, 16)。傾きは(16−4)÷(4−(−2))= 2(第6回の a(p+q)でも 1 ×(−2+4)= 2)。(−2, 4)を代入して 4 = −4 + b より b = 8。y = 2x + 8。
例題3 y = ax² と y = x + 4 が、x 座標 −2 の点Aで交わる。a は?
直線に x = −2 を入れると y = 2 なので A(−2, 2)。放物線に代入して 2 = 4a より a = 1/2。わかっている式から先に使うのがコツです。
例題4 例題3のもう1つの交点B
(1/2)x² = x + 4 の両辺を2倍して x² − 2x − 8 = 0 → (x − 4)(x + 2)= 0 → x = 4、−2。−2 はAなので、B は x = 4、y = 8。B(4, 8)。
③ よくある間違い
間違い①:x を出したところで止まる
x = 3、−1 だけでは点が決まりません。「座標を求めなさい」なら、y まで出して(x, y)の組で答えます。x を代入して出した y は、そのx とペアにしましょう。
間違い②:移項で符号を変え忘れる
y = x² と y = −x + 6 では x² = −x + 6。移項すると x² + x − 6 = 0(x² − x + 6 ではありません)。(x + 3)(x − 2)= 0 より x = −3、2、交点は (−3, 9)と(2, 4)。因数分解できなくて困ったら、まず移項の符号を見直しましょう。
間違い③:y を出すとき、別の x と組み合わせる
x = −1 に y = 9 をくっつけると、放物線にも直線にも乗らない点になります。放物線と直線の両方に代入して、同じ y になるか確かめましょう。
④ 練習問題
問1:y = x² と y = x + 12 の交点の座標は?
問2:y = x² と y = 3x + 10 の交点の座標は?
答え
問1:x² − x − 12 = 0 → (x − 4)(x + 3)= 0 → (4, 16)と(−3, 9) / 問2:x² − 3x − 10 = 0 → (x − 5)(x + 2)= 0 → (5, 25)と(−2, 4)
まとめ
| ① y を消す | 右辺どうしを等号で結び、二次方程式にする |
|---|---|
| ② x を出す | 移項の符号に注意して因数分解(だめなら解の公式) |
| ③ y も出す | (x, y)の組で答える |
次回は「放物線と直線でできる三角形の面積」。交点を使って面積を求めます。


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