レンタサイクルの料金をグラフにすると、直線でも放物線でもなく、階段のような形になります。しかも段のはしには●と○があって、どちらがどちらか迷いますよね。この記事では、「いろいろな関数」の考え方と階段グラフのかき方・読み方を、例題・よくある間違いつきで解説します。
この記事でわかること
- 式がなくても「関数」になる理由(xを決めるとyが1つに決まる)
- 料金の階段グラフのかき方
- 端の●(ふくむ)と○(ふくまない)の意味と、「〜まで」「〜をこえて」の読み分け
- グラフから料金を読む方法と、2つの料金プランの比べ方
- よくある間違い(●と○を逆にする・段を縦の線でつなぐ)
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モコロ先生とフィン音の掛け合いで進みます。動画は約10分です。
① いろいろな関数の約束(3つ)
- ① xを決めるとyが1つに決まれば関数(式がなくてもOK)
- ② 端の●はふくむ、○はふくまない
- ③ 「〜まで」は●、「〜をこえて」は○
例えば、借りた時間を x、料金を y とすると、1時間30分借りたら料金は400円の1つだけ。だから料金は時間の関数です。ただし料金は坂道ではなく階段。段と段のあいだの高さ(300円や350円)には立てません。
② 例題
例題1 レンタサイクルの料金グラフをかこう(3時間まで)
0 < x ≦ 1 のとき 200円、1 < x ≦ 2 のとき 400円、2 < x ≦ 3 のとき 600円。区間の中は料金が変わらないので、横に平らな線を引きます。1時間をこえたとたんに次の段へ上がります。0のところは「借りていない」ので○です。
例題2 グラフから料金を読もう
1時間30分 → 400円。ちょうど2時間 → 400円(1 < x ≦ 2 に入る、下の段の●)。2時間10分 → 600円。
例題3 2つの料金プランをくらべよう
プランAは1時間ごとに200円、プランBは2時間ごとに350円。1時間:A200・B350 → Aが安い。1時間30分:A400・B350 → B。2時間:A400・B350 → B。2時間30分:A600・B700 → A。時間によって安いほうが入れ替わります。
例題4 料金が400円のとき、使った時間は1つに決まる?
400円になるのは 1 < x ≦ 2 のすべての時間なので、1つに決まりません。つまり、時間から料金は決まりますが、料金から時間は決まりません(yからxは関数ではない)。
③ よくある間違い
間違い①:●と○を逆にする
ちょうど1時間のときは200円(「1時間まで」)です。逆にすると、ちょうど1時間が400円になってしまいます。区切りの時間を代入して、●がどちらの段にあるか確かめましょう。
間違い②:段と段を縦の線でつなぐ
縦の線を引くと、x = 1 のところで y が200〜400のいくつもの値になり、関数ではなくなります。段と段はつながず、●と○で区別します。
間違い③:「まで」と「をこえて」の読みちがい
「1時間まで」は 1 をふくむ(≦、●)、「1時間をこえて」は 1 をふくまない(<、○)です。
④ 練習問題
送料が「2kgまで500円、2kgをこえて5kgまで800円」のとき、
問1:ちょうど2kgの送料は?
問2:2.5kgの送料は?
問3:ちょうど5kgの送料は?
答え
問1:500円(●) / 問2:800円 / 問3:800円
まとめ(シリーズをふり返ろう)
| ① 関数 | xを決めるとyが1つに決まれば関数(式がなくてもOK) |
|---|---|
| ② ●と○ | ●はふくむ、○はふくまない |
| ③ 読み方 | 「〜まで」は●、「〜をこえて」は○ |
関数 y = ax² は、第1回「2乗に比例する関数とは」から、グラフ、変域、変化の割合、平均の速さ、放物線と直線の交点・面積まで、第1〜10回で学んできました。次回は、シリーズの「総まとめ」です。定期テスト・高校入試に向けて、全体を1本で復習しましょう。


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