(a+b)² を a²+b² としてしまい、真ん中の項を忘れるミスは本当に多いです。この記事では、平方の公式(a+b)²・(a−b)²の展開を、真ん中の2abを忘れない覚え方で、例題・よくある間違い・練習問題つきで解説します(中3「展開と因数分解」第4回)。
目次
この記事でわかること
- (a+b)²=a²+2ab+b² の意味
- (a−b)²=a²−2ab+b² の符号
- 係数がついたときの2乗の計算
- 正方形の面積で、2abの正体を見る方法
動画で確認したい方はこちら
モコロ先生とあられの掛け合いで進みます。動画は約10〜12分です。
① 平方の公式の約束(3つ)
- ① 最初の項と最後の項は、それぞれ2乗する
- ② 真ん中の項は、2つをかけて2倍する
- ③ 真ん中の符号は、かっこの中の符号と同じ
1辺が(a+b)の正方形の畑を4つに分けると、a²・b²と、まん中の2つの長方形(ab が2つ)になります。これが「2ab」の正体です。
② 例題
例題1 (x+3)² を展開しよう
x²、2×x×3=6x、3²=9 なので x² + 6x + 9。
例題2 (x−4)² を展開しよう
x²、−2×x×4=−8x、(−4)²=+16 なので x² − 8x + 16。
例題3 (2x+3)² を展開しよう
(2x)²=4x²、2×2x×3=12x、3²=9 なので 4x² + 12x + 9。
例題4 (3x−y)² を展開しよう
(3x)²=9x²、−2×3x×y=−6xy、y² なので 9x² − 6xy + y²。
③ よくある間違い
間違い①:(a+b)²=a²+b² と書いて、真ん中を忘れる
(x+3)² を x²+9 としてしまうミス。x=1 を入れると、左は16、右は10で合いません。正しくは x²+6x+9。
間違い②:(x−4)² の最後を −16 にする
−4 を2乗するとプラスになるので、最後は +16。
間違い③:係数つきのとき、係数を2乗し忘れる
(2x)² は 2x² ではなく 4x²。
④ 練習問題
問1:(y−7)² を展開しよう
問2:(4a−1)² を展開しよう
問3:(2a−3b)² を展開しよう
答え
問1:y² − 14y + 49 / 問2:16a² − 8a + 1 / 問3:4a² − 12ab + 9b²
まとめ
| ① 2乗 | 最初と最後をそれぞれ2乗 |
|---|---|
| ② 真ん中 | 2つをかけて2倍 |
| ③ 符号 | 真ん中の符号はかっこの中と同じ |
次回は「乗法公式③ 和と差の積(a+b)(a−b)」。真ん中の項が消える、すっきりした公式を学びます。


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