展開と因数分解は、公式が多くて「どこから手をつければいいかわからない」という声がとても多い単元です。この記事では、第1〜10回の内容を1枚の道具箱にまとめ、総仕上げテスト10問の答えと間違えやすいポイントを解説します(中3「展開と因数分解」総まとめ)。
この記事でわかること
- 展開の道具(分配法則・乗法公式・おきかえ)の使い分け
- 因数分解の道具(共通因数・かけてたして・公式)を使う順番
- 因数分解の利用(計算の工夫・式の説明)
- テストでよく出る、くくり残しなどのミスの防ぎ方
動画で確認したい方はこちら
モコロ先生とあられの掛け合いで進みます。動画は約2時間です。章ごとに飛ばして見られます。
① 展開と因数分解の道具箱
- 展開:分配法則 → 4つのかけ算 → 乗法公式((x+a)(x+b)・平方の公式・和と差の積)→ おきかえ
- 因数分解:まず共通因数でくくる → 公式が使えるか見る → かけて・たして
- 確かめ:展開は数を入れて左右を比べる、因数分解は展開してもとに戻るか見る
因数分解は展開の逆向きです。「どの道具を使うか」を見分けられれば、あとは落ち着いて計算するだけです。動画は約2時間ですが、苦手な回だけ概要欄の章から見られます。
② 例題
問題1 (2x+3)(x−4) を展開しよう
4つのかけ算で 2x²−8x+3x−12=2x² − 5x − 12。
問題2 (x+7)(x−3) を展開しよう
乗法公式①。和は4、積は−21 なので x² + 4x − 21。
問題3 (3x−2)² を展開しよう
平方の公式で (3x)²−2×3x×2+2²=9x² − 12x + 4。
問題4 (4a+5)(4a−5) を展開しよう
和と差の積で (4a)²−5²=16a² − 25。
問題5 (x+y+3)(x+y−3) を展開しよう
x+y=M とおくと M²−9。戻して x² + 2xy + y² − 9。
問題6 6x²y−9xy² を因数分解しよう
共通因数 3xy でくくって 3xy(2x − 3y)。
問題7 x²−x−42 を因数分解しよう
かけて−42、たして−1 → −7と6。(x − 7)(x + 6)。
問題8 3x²−12x+12 を因数分解しよう
先に3でくくって 3(x²−4x+4)。さらに平方の公式で 3(x − 2)²。
問題9 105²−95² を工夫して計算しよう
(105+95)(105−95)=200×10=2000。
問題10 4x²−36 を因数分解しよう
先に4でくくって 4(x²−9)。さらに 4(x + 3)(x − 3)。
③ よくある間違い
間違い①:どの道具を使うか迷って、手が止まる
展開は「かっこの形」を見て、因数分解は「まず共通因数」から始めます。苦手な回だけ、動画の章から見直しましょう。
間違い②:くくり残しをしてしまう
問題10を (2x+6)(2x−6) で終わりにすると、まだ2でくくれます。先に4でくくれば、4(x+3)(x−3) まで正しくたどり着けます。
間違い③:展開と因数分解の符号を取りちがえる
x²−x−42 を (x+7)(x−6) としないこと。展開して x²+x−42 になり、真ん中の符号が合いません。数を入れて確かめましょう。
④ 練習問題
問1:(x+4)(x−9) を展開しよう
問2:2x²−8 を因数分解しよう
問3:x²+14x+49 を因数分解しよう
答え
問1:乗法公式①。和は−5、積は−36。x² − 5x − 36 / 問2:先に2でくくって 2(x²−4)。2(x + 2)(x − 2) / 問3:49=7²、真ん中 2×7=14。(x + 7)²
まとめ
| ① 展開 | 形を見て、道具(分配法則・公式・おきかえ)を選ぶ |
|---|---|
| ② 因数分解 | 共通因数 → 公式 → かけて・たして の順 |
| ③ 確かめ | 数を入れる/展開してもとに戻す |
これで「展開と因数分解」は完成です。次の単元もお楽しみに!


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