証明が苦手…という人は多いですよね。でも、証明は仮定・結論・根拠の3つを押さえれば、ぐっと書きやすくなります。この記事では、証明のしくみを、例題・よくある間違いつきで解説します(中2「平行と合同」第9回)。
目次
この記事でわかること
- 「AならばB」の仮定と結論の見分け方
- 根拠をつかって、1歩ずつ進める証明の考え方
- 逆が成り立たないときの「反例」
- よくある間違い(「図を見ればわかる」を根拠にする)
動画で確認したい方はこちら
モコロ先生とだいふくの掛け合いで進みます。動画は約10分です。
① 証明のしくみ(3つ)
- ① 「AならばB」のAが仮定、Bが結論
- ② 証明は、仮定から結論まで、根拠をつかって順に進める
- ③ 逆が成り立たないときは、反例を1つ見つける
証明は、階段をひとつずつ上がる道すじです。ひとつ飛ばすと、上までたどりつけません。
② 例題
例題1 交わる2直線で、対頂角 ∠a と ∠c が等しいことを説明しよう
∠a + ∠b = 180°、∠c + ∠b = 180°(一直線の角)より、∠a = ∠c。
例題2 「ℓ∥m ならば、錯角は等しい」の仮定と結論は?
仮定はℓ∥m、結論は錯角は等しい。
例題3 「△ABC≡△DEF ならば、AB=DE」の仮定・結論・根拠は?
仮定は△ABC≡△DEF、結論はAB=DE、根拠は「合同な図形の対応する辺は等しい」。
例題4 「a=b ならば、a²=b²」の逆は成り立つ? 反例は?
逆「a²=b² ならば a=b」は成り立ちません。反例は a=7、b=−7(7²=49、(−7)²=49 なのに 7≠−7)。
③ よくある間違い
間違い①:「図を見ればわかる」を根拠に書く
根拠は、「一直線の角は180°」のような、決まりや性質です。見た目では、角度が近いときにまちがえます。
間違い②:仮定と結論を入れかえる
「〜ならば」の前が仮定、後ろが結論です。
間違い③:逆も成り立つと決めつける
「6の倍数ならば3の倍数」は正しくても、逆「3の倍数ならば6の倍数」は、x=15 という反例があり成り立ちません。
④ 練習問題
問1:「ℓ∥m ならば、同位角は等しい」の仮定と結論は?
問2:「xが4の倍数ならば、xは2の倍数」の逆は成り立つ? 反例は?
答え
問1:仮定はℓ∥m、結論は同位角は等しい / 問2:逆「2の倍数ならば4の倍数」は成り立たない。反例は x=6(6は2の倍数だが4の倍数ではない)
まとめ
| ① 仮定・結論 | 「ならば」の前が仮定、後ろが結論 |
|---|---|
| ② 根拠 | 性質や決まりを1歩ずつ |
| ③ 反例 | 成り立たない例を1つ見つける |
次回は「合同の証明」。合同条件を使った証明の型を学びます。



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