2つの三角形が合同かどうか、辺と角を全部測らないとわからないのでしょうか? 実は、3つの合同条件のどれかが言えれば、合同だとわかります。この記事では、三角形の合同条件を、例題・よくある間違いつきで解説します(中2「平行と合同」第8回)。
目次
この記事でわかること
- 三角形の3つの合同条件
- 条件にあてはまるか見分ける方法
- 「間の角」「両端の角」の見方
- よくある間違い(3組の角が等しければ合同と思う)
動画で確認したい方はこちら
モコロ先生とだいふくの掛け合いで進みます。動画は約10分です。
① 三角形の合同条件(3つ)
- ① 3組の辺がそれぞれ等しい
- ② 2組の辺とその間の角がそれぞれ等しい
- ③ 1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しい
三角形は、3本の棒(辺)の長さが決まれば、形が1つに決まります。それと同じように、この3つの条件のどれかがそろえば、形も大きさも決まります。
② 例題
例題1 AB=DE=9cm、BC=EF=12cm、CA=FD=14cm。合同といえる?
3組の辺が等しいので合同。
例題2 AB=DE=8cm、BC=EF=11cm、∠B=∠E=120°。合同といえる?
辺ABとBCにはさまれた∠Bが等しいので、2組の辺とその間の角で合同。
例題3 BC=EF=7cm、∠B=∠E=112°、∠C=∠F=28°。合同といえる?
辺BCとその両端の角∠B・∠Cが等しいので、1組の辺とその両端の角で合同。
例題4 AC=DF=12cm、∠A=∠D=29°、∠B=∠E=96°。合同といえる?
∠C = 180 − 29 − 96 = 55°、∠F も55°。辺ACの両端の角∠A・∠Cが等しいので、1組の辺とその両端の角で合同。
③ よくある間違い
間違い①:3組の角が等しければ合同と思う
3つの角が等しくても、AB=5cm と DE=10cm のように大きさがちがうことがあります。角だけでは合同といえません。
間違い②:「間の角」でない角を使ってしまう
AB=DE、AC=DF、∠B=∠E は、辺ABとACの「間」の角は∠Aなので、合同条件にあてはまりません。
間違い③:3つの条件のどれにも合わないのに合同と答える
条件にあてはまらなければ、「合同といえない」と答えます。
④ 練習問題
問1:AB=DE=5cm、BC=EF=6cm、CA=FD=7cm。合同といえる? どの条件?
問2:AB=DE、BC=EF、∠A=∠D のとき、合同といえる?
答え
問1:合同(3組の辺) / 問2:辺ABとBCの間の角は∠Bで、∠Aではないので合同といえない
まとめ
| ① 3組の辺 | それぞれ等しい |
|---|---|
| ② 2組の辺とその間の角 | それぞれ等しい |
| ③ 1組の辺とその両端の角 | それぞれ等しい |
次回は「証明のしくみ」。仮定と結論、根拠の書き方を学びます。


コメント