合同の証明は、書き方の「型」を覚えれば迷いません。この記事では、三角形の合同の証明の書き方を、共通な辺・対頂角・平行線の使い方まで、例題・よくある間違いつきで解説します(中2「平行と合同」第10回)。
目次
この記事でわかること
- 合同の証明の型(等しい辺や角を並べる→合同条件で結ぶ→結論)
- 共通な辺・対頂角・平行線の錯角の使い方
- 合同から、対応する辺や角が等しいといえること
- よくある間違い(頂点の順を変えて書く)
動画で確認したい方はこちら
モコロ先生とだいふくの掛け合いで進みます。動画は約10分です。
① 合同の証明(3つの約束)
- ① 「△◯と△◯で」から書き始めて、等しい辺や角を、根拠つきで並べる
- ② 並べ終えたら、合同条件で結んで、合同をいう
- ③ 合同がいえたら、対応する辺や角も、等しいといえる
証明は、仮定 → 根拠 → 合同条件 → 結論と、階段をひとつずつ進めます。
② 例題
例題1 線分ABとCDが点Oで交わり、AO=BO、CO=DO。△AOC≡△BOD を証明しよう
△AOCと△BODで、仮定より AO=BO、CO=DO。対頂角は等しいので ∠AOC=∠BOD。2組の辺とその間の角がそれぞれ等しいので、△AOC≡△BOD。
例題2 AC∥DB、AO=BO のとき、△AOC≡△BOD を証明しよう
△AOCと△BODで、仮定より AO=BO。AC∥DB で錯角は等しいので ∠OAC=∠OBD。対頂角は等しいので ∠AOC=∠BOD。1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しいので、△AOC≡△BOD。
例題3 AB=AD、CB=CD のとき、△ABC≡△ADC を証明しよう
△ABCと△ADCで、仮定より AB=AD、CB=CD。ACは共通な辺。3組の辺がそれぞれ等しいので、△ABC≡△ADC。
例題4 例題2の合同から、AC=17cm、∠OAC=64° のとき、BDの長さと∠OBDは?
対応する頂点は A↔B、O↔O、C↔D。BD = AC = 17cm、∠OBD = ∠OAC = 64°。
③ よくある間違い
間違い①:頂点の順を変えて書く
△AOC≡△BOD の対応は A↔B、O↔O、C↔D。△DOB と書くと対応がずれます。
間違い②:根拠を書かずに、等しいと書く
「AO=BO(仮定)」「∠AOC=∠BOD(対頂角)」のように、根拠を添えます。
間違い③:合同がいえる前に、対応する辺や角が等しいと書く
対応する辺・角が等しいといえるのは、合同がいえたあとです。
④ 練習問題
問1:例題3の△ABCと△ADCで、両方の三角形にふくまれる共通な辺は?
問2:例題3の合同から、∠BAC=∠DAC といえる理由は?
答え
問1:辺AC / 問2:△ABC≡△ADC で、対応する角(B↔D、Aは同じ頂点)は等しいから
まとめ
| ① 型 | △◯と△◯で → 等しい辺・角を根拠つきで |
|---|---|
| ② 結ぶ | 合同条件で合同をいう |
| ③ 結論 | 合同から対応する辺・角が等しい |
次回は「総まとめ」。10回分の約束を、テスト形式でふり返ります。


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