y = ax² のグラフは、点を打ったあと「どうつなぐか」で別のものになってしまいます。定規でまっすぐつなぐと間違いです。この記事では、y = ax² のグラフのかき方と、放物線の特ちょうを、例題・よくある間違いつきで解説します。
この記事でわかること
- 表を作って点を打ち、なめらかにつなぐ手順
- 放物線の3つの特ちょう(原点を通る・y軸について左右対称・なめらかな曲線)
- 「軸」と「頂点」という言葉
- a が分数のとき、打ちやすい x の選び方
- 点がグラフの上にあるかの確かめ方
動画で確認したい方はこちら
モコロ先生とフィン音の掛け合いで進みます。動画は約10分です。
① 表を作って、なめらかにつなぐ
グラフは表からスタートします。y = x² で x = −3〜3 を調べると、y は 9、4、1、0、1、4、9。この7つの点を打ち、なめらかな曲線でつなぐと完成です。
この曲線を放物線といいます。物を放り投げたときの、ボールの通り道の形です。y = ax² のグラフは、どれも放物線になります。
② 放物線の特ちょう
- 原点を通る(x = 0 のとき y = 0)
- y軸について左右対称(x = 2 と x = −2 で y が同じ)
- なめらかな曲線(原点のまわりも丸い)
折り目になる y軸を軸、軸と放物線が交わる点(原点)を頂点といいます。右半分をかいたら、左半分は鏡でうつすだけ。左右で高さがずれたら、どこかの点が間違っているサインです。
③ 例題
例題1 y = 2x² のグラフ
x = −2〜2 の表は、y = 8、2、0、2、8。x = 3 だと y = 18 になって方眼からはみ出すので、方眼に入る x を選ぶのもコツです。(−2, 8)、(−1, 2)、(0, 0)、(1, 2)、(2, 8)を打ってなめらかにつなぎます。y = x² より細い放物線になります。
例題2 y = (1/4)x² のグラフ
x = 1 だと y = 1/4 で打ちにくいので、y が整数になる x を選びます。2乗して4でわり切れるのは x が2の倍数のとき。x = −6、−4、−2、0、2、4、6 で y = 9、4、1、0、1、4、9。y = x² よりずっと横に広い放物線になります。
例題3 点(6, 9)と点(−6, −9)は y = (1/4)x² のグラフの上にある?
x = 6 を代入すると (1/4)× 36 = 9 なので、(6, 9)は上にある。x = −6 でも y = 9 になるので、(−6, −9)は上にない。a が正の数なら、グラフは x軸より下にはきません。
④ よくある間違い(ひっかけ)
間違い①:点を定規で直線につなぐ
(1, 1)と(2, 4)を直線でつなぐと、x = 1.5 のとき y = 2.5 になります。本当は y = 2.25。放物線は直線より少し内側を通ります。
間違い②:原点をV字にとがらせる
x = 0.5 のとき y = 0.25。原点の近くはほとんど平らで、底は丸くなっています。ハーフパイプの底がとがっていたら転んでしまいます。
間違い③:最後の点でグラフを止める
x = 4 で y = 16、x = 5 で y = 25。グラフは外側へずっと続きます。打った点で止めずに、のびていく形でかきましょう。
⑤ 練習問題
問1:y = 3x² で、x = −2、−1、0、1、2 のときの y を求めましょう。
問2:点(2, 12)と点(−2, −12)は、y = 3x² のグラフの上にありますか。
答え
問1:12、3、0、3、12 / 問2:x = 2 のとき y = 12 なので(2, 12)は上にある。x = −2 でも y = 12 なので、(−2, −12)は上にない。
まとめ
| ① 点を打つ | 表を作る(y が整数になる x を選ぶと楽) |
|---|---|
| ② つなぐ | なめらかな曲線で。直線やV字はNG |
| ③ 特ちょう | 原点を通り、y軸について左右対称。軸は y軸、頂点は原点 |
次回は、a の値とグラフの形の関係(a がマイナスのときも)を解説します。



コメント