√5 と 2.3 は、どちらが大きいでしょうか。√のままでは比べにくいですよね。この記事では、平方根の大小を「2乗して比べる」方法で判断するやり方を、例題・よくある間違い・練習問題つきで解説します(中3「平方根」第3回)。
目次
この記事でわかること
- 0以上の数a、bで a<b ならば √a<√b になること
- 迷ったら、2乗して比べる方法
- 整数を√の形に直して比べるコツ
- マイナスがつくと、大小が逆になること
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モコロ先生とあられの掛け合いで進みます。動画は約12分です。
① 大小の約束(3つ)
- ① 0以上の数a、bで a<b ならば √a<√b
- ② 迷ったら、2乗して比べる
- ③ マイナスがつくと、大小は逆になる
√の大小は「身長くらべ」。体重(2乗した数)が重い人の方が背が高い、と考えます。ただし、マイナスの世界では立場が逆になります。
② 例題
例題1 √5 と 2.3 はどちらが大きい?
2乗すると、√5 は5、2.3 は5.29。5<5.29 なので √5<2.3。
例題2 √7 と 3 の大小を、不等号で表そう
3=√9 と見て、7<9 なので √7<3。
例題3 √5 は、どの整数とどの整数の間?
2²=4、3²=9 で、4<5<9 なので 2<√5<3。
例題4 −√3 と −√5 の大小を、不等号で表そう
√3<√5 なので、マイナスをつけると大小が逆になって −√3>−√5。
③ よくある間違い
間違い①:マイナスがついた数の大小を、逆にし忘れる
−√6 と −√10 では、√6<√10 なので、マイナスをつけると −√6>−√10。「−√6は−√10より小さい」は誤りです。
間違い②:整数を√の形に直さずに比べる
4 と √17 は、4=√16 と見て 16<17 なので 4<√17。整数を√の形に直すと比べやすくなります。
間違い③:√の和を、和の√だと思い込む
√4+√9=2+3=5 で、√13 とは等しくありません(√13 は3と4の間)。√a+√b は √(a+b) ではありません。
④ 練習問題
問1:√11 と 3.5 の大小を、不等号で表そう
問2:5 と √24 の大小を、不等号で表そう
問3:√10 は、どの整数とどの整数の間?
答え
問1:3.5²=12.25 で、11<12.25 なので √11<3.5 / 問2:5=√25 と見て、24<25 なので 5>√24 / 問3:3²=9、4²=16 で 9<10<16 なので 3と4の間(3<√10<4)
まとめ
| ① 比べ方 | どちらも2乗して、数を比べる |
|---|---|
| ② 整数 | √の形に直して比べる |
| ③ マイナス | 大小が逆になる |
次回は「有理数と無理数」。√2が分数で書けない理由と、近似値のせまり方を学びます。



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