かっこのある方程式|配り忘れと符号ミスをなくすコツ【中1数学】

3(x + 4) = 27 のようにかっこの中に x があると、「かっこの中から計算できない」と固まってしまいますよね。この記事では、かっこのある方程式を、まずかっこを外してから解く方法を、例題つきで解説します。

この記事でわかること

  • かっこの外し方(分配法則)
  • かっこの前がマイナスのときの符号の変え方
  • 外したあとは3ステップで解くこと
  • 配り忘れ・符号ミスの防ぎ方

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約9分、モコロ先生とボア太の掛け合いで進みます。

① かっこの前の数は「配達員」

4(x + 2) の4は、かっこの中の家1軒1軒に同じ数を配って回る配達員です。x の家に4をかけて4x、+2の家に4をかけて+8。だから 4(x + 2) = 4x + 8 です。

② 前がマイナスなら、中の符号が全部変わる

−2(x − 5) は、−2 を全部の家に配ります。−2 × x = −2x、−2 × (−5) = +10 なので、−2x + 10 です。かっこの前が−だけのとき(− (x − 4) など)は、中の符号が全部ひっくり返ります。

③ 例題

例題1 3(x + 4) = 27

かっこを外す:3x + 12 = 27 → 3x = 15 → x = 5。

例題2 2(x − 3) = x + 5

2x − 6 = x + 5 → 2x − x = 5 + 6 → x = 11。

例題3 12 − (x − 4) = 9

12 − x + 4 = 9 → −x = 9 − 16 → −x = −7 → x = 7。

例題4 3(x + 2) = 2(x + 7)(両辺にかっこ)

3x + 6 = 2x + 14 → 3x − 2x = 14 − 6 → x = 8。

例題5 −2(x − 5) = 4

−2x + 10 = 4 → −2x = −6 → x = 3。

解く順番は「かっこを外す」→「3ステップ」

かっこがなくなれば、あとは第5回の3ステップ(移項→まとめる→係数でわる)で解けます。新しく覚えることは、かっこの外し方だけです。

配り忘れを防ぐには、矢印を実際に書くのがおすすめです。矢印の数=かっこの中の項の数になっているか確認しましょう。

確かめの例:2(x − 3) = x + 5 に x = 11 を入れると、左辺は 2 × 8 = 16、右辺は 11 + 5 = 16 で一致します。

よくある間違い(ひっかけ)

間違い①:かっこの中から計算しようとして固まる

中に x があるときは、先にかっこを外します。

間違い②:後ろの項に配り忘れる

2(x + 3) を「2x + 3」としてはいけません。正しくは「2x + 6」です。

間違い③:前が−のかっこで、最初の項だけ符号を変える

10 − (x + 2) を「10 − x + 2」としてはいけません。中の全部の符号が変わるので「10 − x − 2」です。

練習問題

問1:5(x − 2) = 20 を解きましょう。

問2:3(x + 1) = x + 11 を解きましょう。

問3:15 − (x + 3) = 4 を解きましょう。

答え

問1:5x − 10 = 20 より x = 6 / 問2:3x + 3 = x + 11 より 2x = 8、x = 4 / 問3:15 − x − 3 = 4 より −x = −8、x = 8

まとめ

かっこの外し方 前の数を、中の全部の項にかける
前が−のとき 中の符号が全部変わる
外したあと 第5回の3ステップで解く

次回は、分数や小数のある方程式の解き方を解説します。

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