【教員の妊娠前後から出産前まで】子育てに関する休暇・休業制度を徹底解説!

妻

妊娠前後に関する制度ってどんなのがあるんだろう?

「子どもを授かったけど、出産まで不安だな…」

「出産したら仕事と子育ての両立が大変だよな」

「子どもが発熱!でも授業があるしどうしよう」

公立学校の教員として働きながら、子育ても両立させるのは本当に大変ですよね。

授業や校務に追われる中で、子どもが体調を崩したり、長期的な休業が必要になったりすることは避けられません。

しかし、教員に与えられた休暇・休業の制度をしっかりと把握して活用できているでしょうか?

「制度なんて知らないし、調べ方もわからない」
と感じる人も多いと思います。

今回は『大阪府の公立教員が利用できる妊娠前後の休暇・休業制度』について解説します。

✅️ どんな休暇・休業が利用できるのかが分かる

そんな内容となっています。

🙋 子育てと仕事の両立を支える制度をしっかり活用し、無理のない働き方を目指したい

という方は必見です。

以下が今回の記事の結論です。

妊娠前の休暇
↳出生サポート休暇で不妊治療のために休むことが可能。
妊娠中の休暇
↳妊娠障害(つわり等)、妊婦通勤緩和、妊産婦健康診査など、体調や通勤の負担を軽減する制度がある。
出産前の休暇
↳産前休暇は出産予定日の8週間前(多胎妊娠の場合は16週間前)から取得可能。
配偶者のための休暇
↳配偶者の出産休暇や育児参加休暇など、配偶者が妻の出産をサポートするための制度も整備されている。
休業制度について
妊娠前後に利用できる「休業」制度はないが、休暇制度は充実している。

もっと詳しく知りたいという方は、ぜひ最後まで読んでみてください!

子ども・子育てに関する休暇・休業制度の概要

引用元:令和6年4月 大阪府教育庁教職員室|子育てハンドブック|https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/62094/kosodatehandobukku_huritugakkoubann.pdf

ライフステージごとに「出産する職員」と「配偶者となる職員」の休暇・休業制度があります。

今回は、妊娠前から出産前までについて紹介するので、適切に活用し、ムリのない働き方を実現しましょう。

妊娠前の休暇に関する制度

①出生サポート休暇【特別休暇】

「不妊治療の通院などで勤務を休む必要がある場合に取得できる休暇」のことです。
https://www.fusyokuro.gr.jp/vacation-system/funin_tiryo_oosaka

対象者
● 不妊治療を受ける教職員
● 配偶者が不妊治療を受けており、医師の指示に基づき配偶者の治療に参加する場合

取得可能日数
● 通常:年度内で最大5日間
● 特定の場合(体外受精・顕微授精):年度内で最大10日間

取得単位
● 1日単位または1時間単位で取得可能

給与の取扱い
● 有給休暇

引用元:大阪府|学校職場における勤務条件等(制度解説))|https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/62094/seidokaisetsu-fuhi.pdf

妊娠後から出産までの休暇に関する制度

①妊娠障害(つわり等)【特別休暇】

「妊娠による体調不良で仕事が続けにくいときに取れる休暇」のことです。

対象者
● 妊娠中の教職員

取得可能時間
● 2週間(週休日等を除く14日間)以内で必要と認める期間

取得単位
● 1日単位

給与の取扱い
● 有給休暇

②妊婦通勤緩和【特別休暇】

「妊娠中の職員が通勤時の混雑を避けるために、始業前または終業後に1日1時間以内で使える休暇」のことです。

対象者
● 妊娠中の教職員

取得可能時間
● 1日1時間以内

取得単位
① 始業時または終業時のどちらかに1時間とする
② 登庁時に30分、退庁時に30分など、分割して取得する

給与の取扱い
● 有給休暇

引用元:大阪府|学校職場における勤務条件等(制度解説))|https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/62094/seidokaisetsu-fuhi.pdf

③妊産婦健康診査【特別休暇】

「医師や助産師などによる健康チェックやアドバイスを受ける必要がある場合に取得できる休暇」のことです。

対象者
● 妊娠中の教職員

取得可能時間
● 1回につき1日以内で必要と認める時間(回数)

取得単位
① 母子健康手帳交付~妊娠満23週:1回/4週間
② 妊娠満24週~妊娠満35週:1回/2週間
③ 妊娠満36週~出産:1回/1週間
④ 出産後1年までの間:1回

給与の取扱い
● 有給休暇

引用元:大阪府|学校職場における勤務条件等(制度解説))|https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/62094/seidokaisetsu-fuhi.pdf

④産前休暇【特別休暇】

「出産予定日の8週間前(双子以上の場合は16週間前)から取れる休暇」のことです。

対象者
● 妊娠中の教職員

取得可能期間
● 出産予定日以前8週間の期間内で必要とする期間

給与の取扱い
● 有給休暇

引用元:大阪府|学校職場における勤務条件等(制度解説))|https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/62094/seidokaisetsu-fuhi.pdf

⑤配偶者の出産休暇【特別休暇】

「配偶者の出産に付き添ったり、手続きの代行をしたりするために取得できる休暇」のことです。

対象者
● 配偶者が出産等で入院する日から出産日以後2週間を経過する日までの期間内である教職員

取得可能期間
● 2日以内

取得単位
● 1日単位または1時間単位で取得可能

給与の取扱い
● 有給休暇

引用元:大阪府|学校職場における勤務条件等(制度解説))|https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/62094/seidokaisetsu-fuhi.pdf

⑥配偶者の育児参加【特別休暇】

「配偶者が出産するときや、生まれた子どもが小学校に入学するまでの間、育児のために取得できる休暇」のことです。

対象者
● 配偶者が出産する場合で、出産予定日の8週間前(多胎妊娠の場合は16週間前)から、出産後1年が経過する日までの間に、生まれた子や小学校入学前の子(配偶者の子を含む)を育てるために仕事を休むことが適切だと認められた教職員

取得可能期間
● 5日以内

取得単位
● 1日単位または1時間単位で取得可能

給与の取扱い
● 有給休暇

引用元:大阪府|学校職場における勤務条件等(制度解説))|https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/62094/seidokaisetsu-fuhi.pdf

妊娠前後の休業に関する制度

妊娠前後の『休業』に関する制度はない

妊娠前後の『休暇』に関する制度は多くありますが、『休業』に関する制度はありません。

詳しく知りたい方は大阪府|学校職場における勤務条件等(制度解説))|https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/62094/seidokaisetsu-fuhi.pdfをご覧ください。

まとめ

今回は『公立教員が利用できる妊娠前後の休暇・休業制度』について解説しました。

妊娠前の休暇
↳出生サポート休暇で不妊治療のために休むことが可能。
妊娠中の休暇
↳妊娠障害(つわり等)、妊婦通勤緩和、妊産婦健康診査など、体調や通勤の負担を軽減する制度がある。
出産前の休暇
↳産前休暇は出産予定日の8週間前(多胎妊娠の場合は16週間前)から取得可能。
配偶者のための休暇
↳配偶者の出産休暇や育児参加休暇など、配偶者が妻の出産をサポートするための制度も整備されている。
休業制度について
妊娠前後に利用できる「休業」制度はないが、休暇制度は充実している。

教員として仕事と子育てを両立するために、これらの制度を理解し、適切に活用することが大切です。

教師であるあなたは知っている!そして、生徒に語ってきたはずです!
「素直にコツコツ頑張れる人が最終的に良い結果を得られる」と。

『時間的』、『精神的』、『経済的』余裕を手に入れるための勉強を始めるあなたは『生徒』です。

ぜひ、時間・お金に余裕をもって自分の子どもと接する事ができる先生になりましょう!

そのために、コツコツ1つずつ行動しましょう。

そうすれば、気付けば私が掲げる『豊か先生』になれているはずです。

「生活(お金)のために教師をやめられない・・・」ではなく、
「教師という仕事から得られる価値のために働きたい」という先生にあふれた職場になると、ステキな教育環境になると本気で信じています。

ぜひ、みなさんが「豊か先生」となり、充実した人生を過ごしていただけたら、同じ先生である私も嬉しいです。(*^^*)

ブログを通じて、教師としての考え方やノウハウを共有するだけでなく、将来を担う子どもたちや教育現場に少しでも良い影響を与えられるよう、今後もコツコツと発信を続けていきます。

このブログが、読んでくださる方々にとって「気づき」や「ヒント」となれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました(^^)
おわり。

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