【保険を正しく見直そう】中学校教師が『お金を貯める力』を実践するぞ

妻

親に勧められて、働き始めてから
ず〜っと府民共済に入ってたわ

ユタカ
ユタカ

ワシも親から「保険入っとかな何かあったとき怖いから入り〜!」って言われて
何もわからんまま、保険の営業の方と会ってその場でいくつかの保険に入ったわ!
でも、「自分に必要ないものやな」ってしっかり理解したから、即解約したけどな⋯

本記事は書籍『本当の自由を手に入れる お金の大学 改訂版(両@リベ大学長、朝日新聞出版社、2024年)』で学んだことや実践をもとに書きます。

下記の記事で、現役中学校教師が、書籍『お金の大学』を参考に、サブスクを洗い出し可視化するとことで満足度高く年間約16万円を支払えていることについて書きました。

「塵も積もれば山となる」はサブスクにメチャクチャ当てはまる言葉です。
あなたは「何に」、「いくら」を支払って、どうして利用しているのか「頭で理解」し、「心で納得」してサブスクを利用していますか?

そんな内容です。

今回も『中学校教師がお金を貯める力を実践するぞ』の続きです。
もし前回を読んでいない場合は、先に読んでね〜(*^^*)/

保険の役割を正しく知ろう

6大固定費の3つ目『保険』です。
私が一番時間をかけて学び、行動した部分です。

「保険って何のためにあるの?」という根本的な疑問から、自分の人生に必要な保障を見極めるまで、一歩ずつ進めてきました。

『安心して保険を解約するために私が行った7つのステップ』をシェアします。

  1. 保険の役割を考える
    ➡保険は何のためにあるのかを明確にしました。
  2. 保険の仕組みを理解する
    ➡保険がどうやって成り立っているのか、基本的な仕組みを学びました。
  3. 社会保険の内容を確認する
    ➡社会保険が「誰に」「何を」「どのくらい」カバーしてくれるのか、詳しく調べました。
  4. 自分の人生のリスクを洗い出す
    ➡自分の人生で起こり得るリスクやトラブルを具体的にリストアップしました。
  5. リスクへの備えを確認する
    ➡起こりそうなことに対して、どの保険や制度が「どれくらい」カバーできるのかをチェックしました。
  6. 不足分の補い方を計画する
    ➡必要な金額に対して「不足する部分」をどうやってカバーするのか、計画を立てました。
  7. 必要ならば民間保険を選ぶ
    ➡必要に応じて民間の保険を比較(相見積もり)し、自分に合った保険を契約しました。
妻

えぇ〜!めっちゃ大変そう・・・
私にできるかな・・・

ユタカ
ユタカ

大丈夫
1つずつ丁寧に分かりやすく説明するから、一緒に頑張ろう(*^^*)
このプロセスを理解すれば保険だけでなく、いろいろな判断を自信を持ってできるようになるで!!
(ちなみに、今回はステップ1からステップ3の入りまでの内容です)

ここからは書籍『本当の自由を手に入れる お金の大学 改訂版(両@リベ大学長、朝日新聞出版社、2024年)』で学んだことや実践をもとに書きます。

役割「確率は超低いけど、起こったら生活が破綻する」に備えるためにある

ユタカ
ユタカ

保険は道具や(^^)/
『必要なリスクをカバーするための道具』やし、すべてのリスクを保険で備える必要はないで!

人生には予測できない出来事がつきものです。
事故、病気、災害、失業など、突然発生したときに経済的な負担を軽減するのが保険の役割です。

そして、リスクに備えることで、将来への安心感が得られ、日常生活を安定させることができます。

「もしものために多額の貯金を用意しなくても良い」という安心感が、他の資金(教育費や旅行費など)を自由に使える余裕となります。

“感情”で保険に入るのではなく、”理性”で保険に入りましょう。

では、具体的にどのような場合のとき保険に入ればよいのか?

「低確率」でも、実際に起こると「大損失になる」トラブルの例

 たとえば、40歳男性が死亡する確率は、0.1%(1,000人に1人)や。これは低確率と言えるやろ?この男性の年収を500万円とすると、生きていれば、40歳〜65歳までの間にトータル1.25億円稼げたはずや。死亡により、これがすべて失われるわけやから、残された家族にとっての経済的な損失は大きいわな?下手すると、生活が立ち行かなくなるレベルや。
 低確率・大損失。つまり、家計を支えている人の死亡に備えて、生命保険に入るのはOKというわけやな。

 引用元:本当の自由を手に入れる お金の大学 改訂版(両@リベ大学長、朝日新聞出版社、2024年)

「低確率」で、実際に起こっても「大損失にならない」トラブルの例

 一方で、「がんになったらどうしよう?」という不安があるとする。今30歳の男性が、40歳になるまでにがんになる確率は0.6%や。これも低確率と言えるわな。がんになった場合の治療費は、約6割の人が50万〜100万円で済んどる。痛い出費ではあることには変わりないけど、100万円以上の貯金があれば、生活が破綻するほどの大損失にはならないというわけや。
 低確率だけど大損失ではない。つまり、ある程度の貯金がある人にとって、がん保険というのは不要なんや(※貯金がほとんどない人は、生活が破綻するので大損失になる)

 引用元:本当の自由を手に入れる お金の大学 改訂版(両@リベ大学長、朝日新聞出版社、2024年)
画像引用元:リベラルアーツ大学|図解で分かるお金の基礎知識まとめ【貯める力-支出を減らす力-】|保険を正しく見直そう|https://liberaluni.com/gallery-save#i-29

仕組み「みんなが少額出す」→「運悪くトラブルにあった人にお金を渡す」

保険は、加入者全員が少しずつ保険料を出し合い、必要な人に分配する「相互扶助」の仕組みで成り立っています。

「相互扶助(そうごふじょ)」とは?
みんなで助け合うことです。
例えば、友達が困っているときに、手を差し伸べて助けてあげるというイメージです。
でも、ただ助けるだけじゃなくみんながお互いに助け合って、もし自分が困ったときも周りの人が助けてくれる仕組みです。

「保険も相互扶助の1つ」
病気やけがをしたときにお金を使わないといけなくなったとき、みんなが少しずつお金を集めて、そのお金で病気やけがをした人を助ける仕組みです。
あなたが支払うお金は、もし誰かが大きな病気やけがをしたときに、その人を助けるために使われます。
逆に、あなたが困ったときには、みんなが集めたお金で助けてもらえます。

妻

保険は、みんなで少しずつお金を出し合って、困った人を助ける仕組みなんやね!
病気やけがでお金が必要なとき、そのお金をみんなで分けて支え合う・・・。
『困る = 確率は超低いけど、起こったら生活が破綻する』ということやね(^^)

ユタカ
ユタカ

人生の中で絶対に起きてほしくはないねんけど、起きたときに「自分や家族」が『お金の面で困らない』ようにするための道具が保険やな\(^o^)

必要な民間保険は3つだけ

書籍『本当の自由を手に入れる お金の大学 改訂版(両@リベ大学長、朝日新聞出版社、2024年)』では以下の3つが紹介されています。

必要な民間保険は3つだけ
  1. 火災保険
  2. 対人・対物の損害保険(自動車保険/自転車保険)
  3. (生命保険)※自分が亡くなったときに、生活に困る家族がいる場合のみ

①火災保険

私は入っています。(持ち家ではなく賃貸住宅に済んでいます)

賃貸住宅に住む場合、火災保険への加入は基本的に義務です。
なぜなら、多くの賃貸契約書に火災保険への加入が条件として含まれているからです。

●火災保険は、建物や家財に対して火災や自然災害などによる損害を補償する保険です。
 主に住宅やマンション、店舗などの建物所有者や賃貸住宅の入居者が加入します。

火災:火事による建物や家財の損害を補償。
   自分が火元の場合だけでなく、近隣の火事で被害を受けた場合も対象。
落雷:雷が直撃して家電製品や設備が壊れた場合などを補償。
爆発、破裂:ガス爆発や給湯器の破裂などで発生した損害。
風災、雪災、雹災:台風や暴風雨で屋根や窓が壊れた場合。豪雪や雹(ひょう)による被害。
※補償内容はそれぞれの契約によって異なります。必ず確認しましょう。

②対人・対物の損害保険(自動車保険 / 自転車保険)

私は入っています。(車を1台保有しています)
 ※自賠責保険+民間保険です。

車を所有する場合、自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)への加入が義務付けられています。

●自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)は、交通事故の被害者を救済するために日本で義務付けられている保険です。

補償対象は「対人のみ」
自賠責保険がカバーするのは、交通事故で相手が死亡した場合(後遺障害)の賠償補償。
 ↳治療費、休業、慰謝料、葬儀費用、後遺障害に伴う損害

補償内容(補償限度額)
 死亡事故:最大3,000万円
 後遺障害:最大4,000万円
 傷害事故(治療費・休業補償・慰謝料):最大120万円

補償されないケース
 対物:自賠責保険は「対人賠償のみ」を対象とするため、物品損害(対物事故)は補償の対象外。
    ↳相手の車の修理費、建物や施設への損害

 自身の怪我や死亡:事故の被害者(第三者)を対象とするため、ドライバー自身は補償の対象外。

 自分の車両の修理費用:運転者自身の車両(事故を起こした側の車)の修理費用は補償の対象外。
    ↳衝突や追突で自分の車が壊れた場合の修理費

しかし、これだけでは事故を起こした際に相手へ支払うお金が足りない可能性が大きいです。
 事例 → https://www.insweb.co.jp/car/kisochishiki/jidosha-jiko/jikobaishou-kougaku-ranking.html

なので、民間保険に入る必要があります。

●対人・対物の損害保険は、他人や他人の財産に損害を与えてしまった場合の賠償責任を補償する保険です。     
 自賠責の『対人補償で足りない部分』と『対象外の対物補償』を民間の自動車保険でカバーします。

自動車保険
 対人賠償責任保険 → 他人をケガさせたり死亡させた場合に補償。
 対物賠償責任保険 → 他人の車や建物などを壊した場合に補償。

ユタカ
ユタカ

ワシは上記2つの補償限度額を「無制限」にしてるで!!

画像引用元:リベラルアーツ大学|図解で分かるお金の基礎知識まとめ【貯める力-支出を減らす力-】|自動車保険の見直し方|https://liberaluni.com/gallery-save#i-71

●個人賠償責任保険は、日常生活において他人にケガをさせたり、他人の財物を壊してしまったりして法律上の賠償責任を負った場合に、その損害賠償金を補償してくれる保険です。

補償範囲が広く、家庭内の事故や日常生活全般に適用される。
被保険者本人だけでなく、配偶者や子どもなど家族も補償対象になることが多い。
示談交渉サービス付きで相手との交渉を保険会社が代行するため、トラブル処理がスムーズに進む。
 ※補償内容はそれぞれの契約によって異なります。必ず確認しましょう。

想定されるケース例
 自転車事故:自転車で走行中に歩行者にぶつかり、ケガをさせてしまった場合。
 子どもによるトラブル:子どもが遊んでいる最中に他人の家の窓ガラスを割ってしまった場合。
 ペットによるトラブル:飼っている犬が他人を噛んでケガをさせた場合。

注意点
 故意による事故や業務中の事故などは補償対象外。
 保険金額や免責金額(自己負担額)は契約内容により異なる。

加入方法
 個人賠償責任保険は、単独で加入することもできますが、多くの場合は『自動車保険』や『火災保険』、『クレジットカードの付帯保険』としてセットで加入できます。

私の場合は自動車保険に以下の特約が含まれており、セットで個人賠償責任保険に加入できています。

補償特約
 ・日常生活賠償特約(無制限):この特約は日常生活における賠償責任を無制限にカバーします。
 ・ファミリーバイク特約(賠償タイプ):原付バイクを運転中の事故による賠償責任をカバーする特約です。
 ・弁護士費用補償特約:交通事故に関連する法的費用をカバーする特約です。

必要に応じて、自分の生活環境に合った補償内容を確認しておきましょう。

妻

もし、私や子どもが自転車事故を起こしても、ユタカの自動車保険の特約で賠償責任をカバーできるってことやね!これは安心や(^^)

ユタカ
ユタカ

せやで!特に自転車事故では、高額賠償の判例が増えとる!
例えば、自転車で歩行者に重傷を負わせ、1億円近い賠償金が命じられた事例もある・・・。
そのため、個人賠償責任保険への加入は必須や\(^o^)

(③生命保険)※自分が亡くなった時に、生活に困る家族がいる場合のみ

私は入っていません。(18歳未満の子どもが2人いますが・・・)
※加入していない理由をここで書くと1つの記事になるほど膨大ですので、また別で書きます・・・。

●生命保険は、契約者が死亡したり、高度障害状態になった場合に、遺族や本人に保険金を支払う仕組みの保険です。

例えば⋯↓↓↓
A家族の家族構成
 Aさん(教師)、Aさん妻(パート)、子ども2人(6歳、4歳)
A家族の収入源
 A手取り :約32万円
 A妻手取り:約11万円
 児童手当 :2万円(※月平均)
A家族の最低生活費:28万円

つまり、Aさんに不幸が起こり、収入が途絶えると生活が維持できなったり、将来の子どもの学費で困ります。
このような場合に、Aさんは民間の生命保険に入るかどうかを検討する必要があります。


一方で
B家族の家族構成
 Bさん(教師)、Bさん妻(会社員)
B家族の収入源
 B手取り :約30万円
 B妻手取り:約27万円
B家族の最低生活費:25万円

この場合は、Bさんに不幸が起こり、収入が途絶えても生活は維持できます。つまり、お金の面で困ることはないでしょう。
つまり、Bさんは民間の生命保険に入る必要はないと考えられます。

なので、一家の大黒柱に不幸が起こり、遺された家族がお金の面で困る場合は生命保険に入る必要があります。


画像引用元:リベラルアーツ大学|図解で分かるお金の基礎知識まとめ【貯める力-支出を減らす力-】|保険を正しく見直そう|https://liberaluni.com/gallery-save#3

多くのリスクをカバーする制度 「社会保険」

ユタカ
ユタカ

日本は「皆保険(かいほけん)」の国!
健康や老後、失業といったリスクに対して、全国民が支え合う仕組みがそもそもあるねん。
生活の最低限の保障を確保することで、安心して働いたり暮らしたりできるよな。
どんなことを保障しているかは以下の通りや\(*^^*)

●社会保険は、日本の公的保険制度の一つで、国民の生活を支えるために設けられた仕組みです。
 主に病気や老後、失業、介護などのリスクに備えるために、個人や企業が保険料を支払い、その対価として給付を受けることができます。

健康保険:病気やケガ、出産、死亡に備える。

年金保険:老後の生活費、障害が生じた場合の生活費、死亡後の遺族の生活を支える。

介護保険:高齢者の介護サービスを提供し、介護費用を軽減。

雇用保険:失業時や育児・介護休業時の生活を支える。

労災保険:業務中や通勤中の事故や病気に備える。

画像引用元:リベラルアーツ大学|図解で分かるお金の基礎知識まとめ【貯める力-支出を減らす力-】|本当に必要な民間保険は3つだけ!|https://liberaluni.com/gallery-save#3
妻

社会保険は基盤となる重要な制度なんやね!!
『民間保険』で不安をカバーって思ってたけど、そうじゃなくて
『社会保険』でほとんどの不安をカバーする補償外の部分を『貯金』や『民間保険』で不安をカバーするという順番で考えるべきだったんだね\(^o^)/

ユタカ
ユタカ

そういうこと!
社会保険の詳しい話はまた別でするけど、多くの人は
『知らなかったり、順番を間違ったりしてる』ねん⋯。
豊かに生きるためにはここは必須の知識やから一緒に勉強しよな!!(*^^*)/

結論:まずは「社会保険」→足りない場合は「貯金」or「民間保険」

この記事では、「保険の役割」や「適切な保険の選び方」を解説しました。

保険は「確率は超低いけど、起こったら生活が破綻する」に備えるためにある。
すべてのリスクを保険でカバーする必要はなく、必要に応じて社会保険、貯金、そして最小限の民間保険を選択しましょう。

必要な民間保険は3つのみです。

必要な3つの民間保険
  1. 火災保険
  2. 対人・対物の損害保険(自動車保険/自転車保険)
  3. (生命保険)※自分が亡くなったときに、生活に困る家族がいる場合のみ

基本の考え方は「社会保険」→社会保険でカバーできない部分は「貯金」or「民間保険」です。

合理的な選択のための考え方としては、リスク管理や経済的合理性を重視し、必要以上の保険に加入しない!
日常生活や家族構成に応じた柔軟な対応を心がけるようにしましょう。

教師であるあなたは知っている!そして、生徒に語ってきたはずです!
「素直にコツコツ頑張れる人が最終的に良い結果を得られる」と。

『経済的』余裕を手に入れるための勉強を始めるあなたは『生徒』です。

素直に受け入れてみましょう。
そして、コツコツ1つずつ行動しましょう。

そうすれば、気付けば私が掲げる『豊か先生』になれているはずです。

「生活(お金)のために教師をやめられない・・・」ではなく、
「教師という仕事から得られる価値のために働きたい」という先生にあふれた職場になると、ステキな教育環境になると本気で信じています。

ぜひ、みなさんが「豊か先生」となり、充実した人生を過ごしていただけたら、同じ先生である私も嬉しいです。(*^^*)

ブログを通じて、教師としての考え方やノウハウを共有するだけでなく、将来を担う子どもたちや教育現場に少しでも良い影響を与えられるよう、今後もコツコツと発信を続けていきます。

このブログが、読んでくださる方々にとって「気づき」や「ヒント」となれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)/  おわり。

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