そんなの理想論です!
人それぞれに考え方や感じ方、好みが異なる。
パズルとパズルがハマる瞬間は誰にもあるで!
必要じゃない先生なんて一人もいない
私は誰にも必要とされていないのでは・・・
このような悩みを持たれている先生は多くいるのでは無いでしょうか?
私も初任時代や生徒アンケートで否定のコメントをもらったとき、職員室で全く役に立てていないときに、心が重たくなるほど悩みました。
この悩みを尊敬する先生へ相談し、物事の捉え方や考え方についてアドバイスされたことで気が楽になり、自信を持って生徒・同僚と関わることができるようになりました。
そこで今回は、自分に自信がない人が記事を読むだけで、今日から【豊か先生になるための物事の捉え方・考え方】を身につけられる方法を取り上げます!
ステップ1:自分の好き・得意・強みを把握する
ユタカくん!
私は君の得意なことがめっちゃ苦手やから、君はホンマ凄いねんで!
「先生という職業は、学校の中だけでなく、社会全体にとっても非常に重要な役割を果たしていて、学校にはさまざまなタイプの生徒がいるやろ?」
「一つの教育スタイルや価値観で、すべての生徒に対応するのは難しいよな・・・。」
「だからこそ、いろんな先生たちが集まることで、生徒それぞれに応じた教育が実現できると思うねん。」
「例えば、厳しく指導することで生徒のモチベーションを引き出す先生もいれば、優しく話を聞いて生徒が安心できる居場所を提供する先生もいる。」
「そのどちらも、生徒にとって欠かせない存在で、どの先生も、現場において特別な価値を持ってると思ってるねん。」
「私が嫌い・苦手なことを君が好き・得意ってことがあるやん。」
「それは他の人にはない君の強みやし魅力にしていけると思うし君はホンマ凄いねんで!」
「だから、自信が持てないなんて思う必要はないよ。」
「ユタカくんがいることで、いまもそうやし、これからも必ず救われる生徒がいるで。」
初任のときに生徒・教師からとても信頼されている40歳先生からいただいたアドバイスです。
私は特別目立つような学生時代を送ってきたわけではありません。
みなさんが驚くほどの経歴はなく、平々凡々な学生時代を歩んできました。
平均的な成績を維持し、特に目立つほど優秀でもなく、かといって極端に成績が低いわけでもない。
部活動や趣味を楽しむが、特に大きな成果を上げたり、注目されたりすることはない。
深刻な問題行動に巻き込まれることもなく、穏やかに学生生活を過ごした。
進学や就職を周囲と同じようなペースで進め、無難な選択をすることが多かった。
でも、そんな私にも他の人から見ると強みにできることがあると知れたことが変わるための初めの第一歩でした。
強みを把握するために行ったことは以下の5つです。
- 過去の成功体験を振り返り書き出す
- 家族や友人、同僚など、私をよく知る人に直接聞き、フィードバックを求める
- 好きなことを書き出し共通点を探す
- ストレングスファインダーやMBTI性格診断で性格タイプを分析し、自分の適性を把握する
- 時間を忘れるほど没頭した瞬間を探し、共通点を見つける
これらを実践することで、自分が本当に好きで得意なこと、そしてそれが周りの人にも役立つ「強み」として発揮できるものを見つけられました。
【豊か先生になるための物事の捉え方・考え方】を身につけるためにまず、自分の好き・得意・強みを把握しましょう。
ステップ2:「自分の魅力は必ず誰かにハマる」と捉える
私は特別でもないし、そんなに魅力があるとは思えない・・・
それは大きな誤解!
考え方を変えよう!
「自分の魅力は必ず誰かにハマる」という考え方は、決して特別な人だけのものではありません。
自分では「大したことない」と思っていることが、他の誰かにとっては素晴らしく魅力的に映ることが多いのです。
自分の行動を振り返ってみてください。
▼無意識・本能的にやっていることはありませんか?
▼時間を忘れるほど没頭したことはありませんか?
たとえば、
- 自然な笑顔で接することで、周囲の緊張を和らげる人。
- リアクションが良いことで、話している人を安心させる人。
- おすそ分けやシェアで周囲に小さな幸せを届ける人。
これらの行動は、あなた自身が特別意識していなくても、周りの人を心地よく、楽しくさせているはずです。
また、時間を忘れるほど没頭することも、あなたの大切な魅力のひとつです。
- ゲームや趣味に集中する姿を見て、「自分も好きなことに夢中になろう」と勇気づけられる人がいます。
- 創作活動に熱中しているあなたの姿が、「こんな風に何かを作りたい」と感じる誰かの刺激になります。
- 学びや知識探求をする姿勢に、「私も学んでみたい」と共感する人もいます。
魅力や得意なこと、個性は人それぞれです。
あなたが自然にできること、得意なことは、必ずどこかで誰かの心に響きます。
すべての人がそれぞれの形で役に立ち、支え合って生きています。
熱意を持って生徒に接する先生に影響を受けて、「先生のように熱い人間になりたい」と思う生徒もいます。
逆に、穏やかで冷静な指導をする先生に、「先生みたいに落ち着いて物事に対応したい」と憧れる生徒もいます。
ある先生の授業がわかりやすいと感じる生徒がいれば、別の先生の授業スタイルを好む生徒もいます。
つまり、あなたの個性や魅力は、必ず誰かにとって特別なものです。
自分の好き・得意・強みを把握したら、「この魅力は必ず誰かにハマる」と捉え、自分らしいスタイルを磨いていきましょう。
ステップ3:「何を言うかではなく誰が言うか」という考え方を知る
伝える内容が大切じゃないの?
教育現場では、それはもちろん大切やで!
でも、それ以上に「誰が言うか?」が重要な場面も多々あるで!
なぜ、「誰が言うか」が大事だと思いますか?
それは、「人は言葉そのものだけでなく、その言葉を発した人の人柄や経験、信頼関係を見ているから」です。
あなた自身も1度は経験していませんか?
- 信頼している先生や先輩のアドバイスはすんなり心に届くが、信頼していない人の言葉には耳を傾けにくい。
- 実績のある人の意見は重みがあるが、実績のない人が同じことを言っても説得力に欠ける。
- 愛情を持って伝えてくれる人の言葉は、厳しい内容でも受け入れられやすい。
同じアドバイスでも信頼できる人からの言葉と、そうでない人からの言葉では、生徒の受け取り方が全く違います。
もし生徒が先生を信頼している場合、その先生の言葉は心に深く届きます。
説得力や信頼関係、発言の重みなどの影響力は、日々の積み重ねで生まれます。
- 誠実:日頃から嘘をつかず、誠実に人と向き合う。
- 真面目:言ったことを守り、責任を果たす。
- 愛情:相手を思いやり、良い方向へ導こうとする気持ちがある。
普段から信頼される行動をしている人の言葉は、自然と重みが生まれます。
そして、あなたの言葉は、誰かにとって特別なものになります。
「自分の言葉なんて大したことない」と感じるかもしれませんが、
- あなたの経験
- あなたの伝え方
- あなたの人柄
これらが合わさることで、言葉に「あなたらしさ」が宿り、説得力や安心感を生み出します。
「誰が言うか」が重要だからこそ、自分自身を信じ、日々の行動を大切にしましょう。
そして、あなたの言葉が誰かの心を動かし、力を与える瞬間を大事にしてください。
あなたが伝える言葉には、あなた自身の背景、経験、想いが詰まっています。
それこそが、誰かにとって特別な言葉になるのです。
「自分の魅力は必ず誰かにハマる」と捉え、「何を言うかではなく誰が言うか」という考え方を知り、自分のマインドを変え、行動を変えてみましょう。
ステップ4:トータルで見れば全体にとって私は必要な先生だと考える
私がいることで、いまも、これからも救われる生徒がいる!
教育現場には、多種多様な先生が必要です。
それは、多種多様な生徒がいるからです。
ある先生は授業が得意で、生徒に知識を伝えることに長けているかもしれません。
一方で、授業以外の場面で生徒を支えるのが得意な先生もいます。
どちらが優れているということはなく、それぞれが教育の現場において欠かせない役割を果たしているのです。
例えば、学年主任のように全体をまとめる力がある先生もいれば、一人ひとりの生徒に深く寄り添う力がある先生もいます。
その多様性があるからこそ、生徒全体の成長が支えられるのです。
教育はチームで行うものや!
得意分野が違う先生同士が補い合うことで、より良い教育が実現する!
トータルで見れば、どの先生も教育現場にとって必要な存在なんや!
この考え方を忘れず、自分も相手も大切にしていきましょう。
豊か先生になろう!
「誰もがステキで豊かな先生になれる」というのは、ただの理想論ではありません。
教育現場には、多様な先生が必要です。
それぞれの先生が自分の個性や強みを活かすことで、生徒にとって最適な環境が作られるのです。
必要じゃない先生なんて一人もいません。
あなたの魅力や個性は、必ず誰かにとって価値のあるものです。
自分を信じ、日々の努力を積み重ねることで、あなた自身も豊かでステキな先生になることができます。
教育は生涯にわたる旅のようなものです。
その旅を楽しみながら、これからも一歩ずつ一緒に進んでいきましょう。
ぜひ、みなさんが「豊か先生」となり、充実した人生を過ごしていただけたら、同じ先生である私も嬉しいです。(*^^*)
ブログを通じて、教師としての考え方やノウハウを共有するだけでなく、将来を担う子どもたちや教育現場に少しでも良い影響を与えられるよう、今後もコツコツと発信を続けていきます。
このブログが、読んでくださる方々にとって「気づき」や「ヒント」となれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)/ おわり。
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