
そんなの理想論です!現場のことを何も分かっていないでしょ?

捉え方の問題やで(*^^*)
パズルとパズルがハマる瞬間は誰にもある!
必要じゃない先生は一人もいない

私は誰にも必要とされていない…
こんな悩みを持つ先生は多くいるのではないでしょうか?
「自分は必要とされていない」、「自分は誰にも価値を提供できていない」と捉えてしまう。
こんな状況では仕事への熱量がなくなったり、頑張っているのに教師をしている意味を見いだせなくなったりしてしまいます。
私も、生徒アンケートで強い否定のコメントを受け取ったとき、そして職員室で自分が全く役に立てていないと感じたとき、心が押しつぶされそうになるほど悩みました。
初任の頃、尊敬する先生に相談しました。
その先生は決して私を否定することなく、寄り添うように話を聞き、問題の本質を一緒に考えてくださいました。
私はそのときの言葉に確かに救われました。
物事の捉え方や考え方を示していただいたことで、張り詰めていた心がふっと軽くなり、少しずつ自信を持って生徒や同僚と向き合えるようになったのです。
そこで今回は、『自分らしさを武器に!唯一無二の先生になるための思考法』を取り上げます!
今回の内容を読むと以下の4つのメリットが得られます。
1️⃣結果が出る
自分の個性を活かすことで、生徒に響く指導ができるようになる。
2️⃣ムリしない
ありのままの自分を活かし自然体で働ける。
3️⃣お金や時間を無駄にしない
自分の強みを知りムダな努力を減らせる。
4️⃣安心安全
どんな先生も誰かにとって必要な存在という自信を持って指導できるになる。
以下の4ステップを経て、豊か先生になるための物事の捉え方や考え方を身につけましょう。
STEP1:自分の好き・得意・強みを把握する
STEP2:自分の魅力は必ず誰かにハマると捉える
STEP3:何を言うかでなく誰が言うかの考えを知る
STEP4:トータルで見れば私は必要な先生と信じる
STEP1:自分の好き・得意・強みを把握する

ユタカくん!
私は君の得意なことがめっちゃ苦手やから、私からしたら凄い存在やねんで!
先生という職業は学校の中だけでなく、社会全体にとっても非常に重要な役割を果たしている。
学校にはさまざまなタイプの生徒がいるやろ?
一つの教育スタイルや価値観で、すべての生徒に対応するのは難しいよな…
だからこそいろんな先生たちが集まることで、生徒それぞれに応じた教育が実現できると思うねん。
例えば、厳しく指導することで生徒のモチベーションを引き出す先生がいる。
優しく話を聞いて生徒が安心できる居場所を提供する先生もいる。
そのどちらも、生徒にとって欠かせない存在で、どの先生も現場において特別な価値を持ってる。
私が嫌い・苦手なことを君が好き・得意ってことがあるやん?
それは他の人には無い、君の強みやし魅力にしていけると思う。
私からしたら凄い存在やねんで!
だから、自信が持てないなんて思う必要はないよ。
ユタカくんがいることで、今もそうやし、これからも必ず救われる生徒がいるで。
初任のときに生徒・教師からとても信頼されている40歳先生からいただいたアドバイスです。
私は特別目立つような学生時代を送ってきたわけではありません。
みなさんが驚くほどの経歴はなく、平々凡々な学生時代を歩んできました。
でも、そんな私にも他の人から見ると強みにできることがあると知れたことが変わるための初めの第一歩でした。
強みを把握するために行ったことは以下の5つです。
- 過去の成功体験を振り返り書き出す
- 家族や友人、同僚など私をよく知る人に直接聞き、フィードバックを求める
- 好きなことを書き出し共通点を探す
- ストレングスファインダーやMBTI性格診断で性格タイプを分析し、自分の適性を把握する
- 時間を忘れるほど没頭した瞬間を探し、共通点を見つける
これらを実践することで、自分が本当に好きで得意なこと、そしてそれが周りの人にも役立つ「強み」として発揮できるものを見つけられました。
まずは自分の好き・得意・強みを把握しましょう。
STEP2:自分の魅力は必ず誰かにハマると捉える


私は特別でもないし、そんなに魅力があるとは思えない・・・

それは大きな誤解!
考え方を変えよう!
「自分の魅力は必ず誰かにハマる」という考え方は、決して特別な人だけのものではありません。
自分では「大したことない」と思っていることが、他の誰かにとっては素晴らしく魅力的に映ることが多いです。
自分の行動を振り返ってみてください。
□ 無意識・本能的にやっていることは?
□ 時間を忘れるほど没頭したことは?
⭐️いつも笑顔で接する⭐️
自然な笑顔で会話や挨拶をし、周囲を明るくする
⭐️リアクションが良い⭐️
ちょっとした話や冗談にも、素直に「えー!すごい!」「おもしろい!」と反応する
⭐️自然と人を褒める⭐️
「その服似合ってるね!」、「やっぱり仕事早いね!」と相手の良いところに気づいて褒める
⭐️おすそ分けやシェアをする⭐️
お菓子や手作りのもの、ちょっとした情報やおすすめ品を無意識にシェアする
⭐️人の変化に気づく⭐️
「髪切った?」「いつもと違うね!」と無意識に相手の変化に気づく
⭐️親切な行動を自然にする⭐️
困っている人に手を差し伸べたり、重い荷物を持つ、道を譲るなど自然と体が動く
🔥ゲームや趣味の世界🔥
RPGゲーム、パズルゲーム、ボードゲーム、読書、プラモデル、絵画、楽器演奏など
🔥映画・ドラマ・アニメ鑑賞🔥
シリーズ物の映画、長編ドラマ、アニメ、漫画など
🔥創作活動・クリエイティブな作業🔥
イラストを描く、動画編集、文章を書く、写真撮影、DIY、料理など
🔥スポーツや体を動かす活動🔥
ランニング、サイクリング、登山、ヨガ、サッカー・バスケなどのスポーツ
🔥学びや研究、知識の探求🔥
勉強、プログラミング、語学学習、歴史や科学の調査
たとえば
- 自然な笑顔で接し、周囲の緊張を和らげる人。
- リアクションが良いので、相手を安心させる人。
- おすそ分けやシェアで、小さな幸せを届ける人。
あなた自身が特別意識していなくても、周りの人を心地よく、楽しくさせていることは意外と多いです。
また、時間を忘れるほど没頭することも、あなたの大切な魅力のひとつです。
ゲームや趣味に集中する姿を見て、「自分も好きなことに夢中になろう」と勇気づけられる人がいます。
創作活動に熱中しているあなたの姿が、「こんな風に何かを作りたい」と感じる誰かの刺激になります。
学びや知識探求をする姿勢に、「私も学んでみたい」と共感する人もいます。
魅力や得意なこと、個性は人それぞれです。
だからこそ、あなたが自然にできることや得意なことは、必ずどこかで誰かの心に響きます。
すべての人がそれぞれの形で役に立ち、支え合って生きています。
- 熱意を持って生徒に接する先生に影響を受けて、「先生のように熱い人間になりたい」と思う生徒もいます。
- 穏やかで冷静な指導をする先生に影響を受けて、「先生みたいに落ち着いて物事に対応したい」と憧れる生徒もいます。
- ある先生の授業がわかりやすいと感じる生徒がいれば、別の先生の授業スタイルを好む生徒もいます。
つまり、あなたの個性や魅力は、必ず誰かにとって特別なものです。
自分の好き・得意・強みを把握したら、「この魅力は必ず誰かにハマる」と捉え、自分らしいスタイルを磨いていきましょう。
STEP3:何を言うかでなく誰が言うかの考えを知る

伝える内容が大切じゃないの?

教育現場では、それはもちろん大切やで!
でもそれ以上に「誰が言うか?」が重要な場面も多々あるで!
なぜ、「誰が言うか」が大事だと思いますか?
それは、「人は言葉そのものだけでなく、その言葉を発した人の人柄や経験、信頼関係を見ている」からです。
あなた自身も1度は経験していませんか?
- 信頼している先生や先輩のアドバイスは自然と心に届くが、信頼していない人の言葉には耳を傾けにくい。
- 実績のある人の意見は重みがあるが、実績のない人が同じことを言っても説得力に欠ける。
- 愛情を持って伝えてくれる人の言葉は、厳しい内容でも受け入れられやすい。
次の場合、どちらの方が【説得力】があり、その生徒は【信頼】して実行しようと思えるでしょうか?
ある生徒が英語の勉強をしています。
その生徒がある2人から「毎朝30分間、単語を口に出しながら覚えれば英語力は伸びるよ」とアドバイスを受けました。
A:英語がペラペラで海外で働いていた経験もある人
B:英語が全く話せない人
次の場合、どちらの方が言葉に【重み】があり、その生徒の心に深く響くでしょうか?
ある生徒がテストの点数が悪く落ち込んでいます。
その生徒がある2人から「お前なら次は絶対にいける!」と言葉をかけられました。
A:過去に実績があり、その生徒をよく知り、真剣に向き合ってきた人
B:普段から冗談ばかり言う人
同じアドバイスでも受け取り方は異なります。
信頼できる人の言葉か、そうでないかの違いです。
信頼関係がある場合、言葉は心に深く届きます。
では、どのようにすればいいのでしょうか?
説得力や信頼関係、発言の重みなどの「影響力」は、日々の積み重ねで生まれます。
誠実:日頃から嘘をつかず、人と向き合う。
真面目:言ったことを守り、責任を果たす。
愛情:相手を思いやり、良い方へ導こうとする。
普段からこれらを意識して行動をすればいいのです。
「自分の言葉なんて大したことない」と感じるかもしれませんが、
あなたの経験 × あなたの伝え方 × あなたの人柄
これらが合わさることで、言葉に「あなたらしさ」が宿り、説得力や安心感が生まれます。
「誰が言うか」が重要だからこそ、自分を信じて、毎日の行動をたいせつにしましょう。
そして、あなたの言葉が誰かの心を動かし、力をあたえる瞬間を大事にしてください。
あなたが伝える言葉には、あなた自身の経験や想いがつまっています。
それこそが、誰かにとって特別な言葉になるのです。
「何を言うかではなく誰が言うか」という考え方を知り、自分のマインドを変え、行動を変えてみましょう。
STEP4:トータルで見れば私は必要な先生と信じる


私がいるからこそ、今もこれからも救われる生徒がいる!
教育現場には、多種多様な先生が必要です。
それは、多種多様な生徒がいるからです。
ある先生は授業が得意で、生徒に知識を伝えることに長けているかもしれません。
一方で、授業以外の場面で生徒を支えるのが得意な先生もいます。
どちらが優れているということはなく、それぞれが教育の現場において欠かせない役割を果たしているのです。
学年主任のように全体をまとめる力がある先生もいれば、一人ひとりの生徒に深く寄り添う力がある先生もいます。
教師の多様性があるからこそ、生徒全体の成長が支えられるのです。
この考え方ができれば、自信をもって教師として働いていけます。

教育はチームで行うものや!
得意分野が違う先生同士が補い合うことで、より良い教育が実現する!
トータルで見れば、どの先生も教育現場にとって必要な存在なんや!
豊か先生になろう!
「誰もがステキで豊かな先生になれる」というのは、ただの理想論ではありません。
教育現場には、多様な先生が必要です。
それぞれの先生が自分の個性や強みを活かすことで、生徒にとって最適な環境が作られるのです。
必要じゃない先生なんて一人もいません。
あなたの魅力や個性は、必ず誰かにとって価値のあるものです。
自分を信じ、日々の努力を積み重ねることで、あなた自身も豊かでステキな先生になることができます。
STEP1:自分の好き・得意・強みを把握する
STEP2:自分の魅力は必ず誰かにハマると捉える
STEP3:何を言うかでなく誰が言うかの考えを知る
STEP4:トータルで見れば私は必要な先生と信じる
これらのステップを実践しましょう。
教育は生涯にわたる旅のようなものです。
その旅を楽しみながら、これからも一歩ずつ一緒に進んでいきましょう。
ぜひ、みなさんが「豊か先生」となり、充実した人生を過ごしていただけたら、同じ先生である私も嬉しいです。(*^^*)
ブログを通じて、教師としての考え方やノウハウを共有するだけでなく、将来を担う子どもたちや教育現場に少しでも良い影響を与えられるよう、今後もコツコツと発信を続けていきます。
このブログが、読んでくださる方々にとって「気づき」や「ヒント」となれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(^^)
おわり。
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